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今日は、ジュエルデコに使用しているチャトン(ストーン)のことについて、ブログを書いてみます。

ジュエルデコに使用しているチャトンは写真のように、裏がVのカットになっています。

プレシオサ社製

プレシオサ社製

これは、ジュエルデコで使用している粘土にチャトンがしっかり埋め込むためで、ほとんどがこのVカットのものが使われています。

そうそう、一般的にストーン(石)は裏面がフラットバックといって、平らな物のことを指します。

それに対し、Vカットなどになっているものは、チャトンという呼び方をします。

チャトンの呼名があまり知られていないので、ストーンと言う場合もありますが、

レッスンではチャトンと呼ばさせていただいてます。

レッスンで使用しているプレシオサ社製のチャトン。

スワロフスキー社のチャトンやストーンの名前がよく知られていますが、歴史はプレシオサ社のほうが古いと言われています。

ガラス職人のFiser 兄弟がカッティングや磨き上げの技術を北ボヘミアに持ち込んだとされ、ヴェルサイユ宮殿やフォンテーヌブロー宮殿にも使用されています。

後に、スワロフスキー社も同じようにヴェルサイユ宮殿や、オペラ劇場のシャンデリアにも使用され、販売も開始。

独自の製法・加工法・カティング技術によって、世界的に有名になりました。

この独自の製法・加工法・カッティング技術などは、社員でもごくごく一部の人しか知られておらず、

シークレットな部分が多いと言われています。

プレシオサ社はチェコ。スワロフスキー社はオーストリア。 地図で確認していただけるように、お隣の国同士なのです。

今回、今使用しているプレシオサ社のチャトンが仕様変更になるとの連絡が入りました。

以前も一度そのような連絡があったのですが、新仕様と同時進行で現行仕様も製造されていたのです。

しかし、ようやく全面的に切り替えとなるようです。

 

オプティマカット と マキシマカット の違い

使用の変更は、材質から変わります。

チャトンの裏面がゴールドコーティングになっているもの。 これは今までのオプティマカットになります。

そして、下の写真のように、シルバー色でのコーティングが、マキシマカットになります。

マキシマカット

マキシマカット

いったい、これで何が変わるのか・・・。

まずは、チャトンがホイル(裏面のコーティング)から外れにくくなります。

シルバー色になることで、光の反射がより綺麗になり、輝きが増します。

同時に、カッティングも変わりますので、今まで以上に綺麗な輝きを放ってくれるようになります。

独自の製法・加工法・カティング技術を持っている、スワロフスキー社製のものに、より近くなった。

というか、ほぼ区別がつかないくらいになってきました。

もちろん、価格もその分高くなりました。

カローレでは、年明けのチャトンの発注から、マキシマカットのみに変更をしました。

在庫のチャトンがなくなり次第、マキシマカットに変わっていきます。

より、皆さんに喜んでいただけますよう、ベースも新しいデザインを増やしていく予定です。

 

レッスン料金、販売商品の価格も変わるかと思いますが、

皆さんに喜んで頂けますよう、これからも頑張りますので、どうぞ、よろしくお願いします。